殺虫剤
 
(フルベンジアミド水和剤)
 

フェニックス顆粒水和剤

 

成分:

フルベンジアミド

…………


20.0%


   
毒  性: 普通物
性  状:

褐色水和性細粒

消防法:


有効期限:

5年

包装規格:

100g×60、250g×40、500g×20


 
【特長】

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害虫の筋肉を収縮させるという従来の殺虫剤にない作用機作を有する。

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幅広いチョウ目害虫に高い効果。幼虫・成虫に対して活性を示し、特に加害ステージである幼虫に高い活性を示す。また、効果持続性に優れるため、害虫に対して散布後長期間、安定した効果を示す。

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天敵・有用昆虫に対する影響の少ない薬剤である(蚕を除く)。

【注意事項】

*

散布液量は、対象作物の生育段階、栽培形態および散布方法に合わせて調節すること。

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本剤は植物体への浸透移行性による効果は弱いので、かけ残しのないように葉の表裏に十分散布すること。

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ぶどうの幼果期から果粒肥大期に使用する場合は、果粉の溶脱が生じるおそれがあるので注意すること。

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西洋なしの品種ル レクチエでは落花後から袋かけ前までの散布についてはリング状の薬斑が生じるおそれがあるので使用をさけること。

*

蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにすること。

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無人航空機による散布に使用する場合は、次の注意事項を守ること。

1.

散布は散布機種の散布基準に従って実施すること。

2.

散布に当たっては散布機種に適合した散布装置を使用すること。

3.

散布中、薬液の漏れのないように機体の散布配管その他散布装置の十分な点検を行うこと。

4.

散布薬液の飛散によって自動車やカラートタンの塗装等に被害を生じるおそれがあるので、散布区域内の諸物件に十分留意すること。

5.

散布終了後は次の項目を守ること。

a.

使用後の空の容器は放置せず、適切に処理すること。

b.

機体の散布装置は十分洗浄し、薬液タンクの洗浄廃液は安全な場所に処理すること。

*

本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法等を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

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適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

【適用病害虫・雑草及び使用方法】
作物名 適用害虫名 希釈倍数 使用液量
( /10a)
使用時期 本剤の
使用回数
使用方法 フルベンジアミドを含む農薬の総使用回数
とうもろこし ツマジロクサヨトウ
アワノメイガ
オオタバコガ
32倍 3.2 収穫前日まで 2回以内 無人航空機 による散布 2回以内
飼料用
とうもろこし(子実)
アワノメイガ
オオタバコガ
ヤングコーン ツマジロクサヨトウ
アワノメイガ
オオタバコガ
キャベツ ヨトウムシ
オオタバコガ
アオムシ
コナガ
ハスモンヨトウ
ウワバ類
20倍 2 3回以内 4回以内(灌注は1回以内、散布及び無人航空機散布は合計3回以内)
32倍 3.2
はくさい オオタバコガ
アオムシ
コナガ
ヨトウムシ
ハスモンヨトウ
16倍 1.6 3回以内 4回以内(灌注は1回以内、散布及び無人航空機散布は合計3回以内)
20倍 2
32倍 3.2
ブロッコリー ヨトウムシ
コナガ
ハスモンヨトウ
16倍 1.6 2回以内 3回以内(灌注は1回以内、散布及び無人航空機散布は合計2回以内)
32倍 3.2
レタス ウワバ類
ヨトウムシ
ハスモンヨトウ
オオタバコガ
16倍 1.6 2回以内 3回以内(灌注は1回以内、散布及び無人航空機散布は合計2回以内)
20倍 2
32倍 3.2
非結球レタス ウワバ類
ヨトウムシ
ハスモンヨトウ
オオタバコガ
16倍 1.6 2回以内 2回以内
20倍 2
32倍 3.2
ねぎ シロイチモジヨトウ
ネギコガ
16倍 1.6

収穫7日前まで

3回以内 3回以内
20倍 2
32倍 3.2
かんしょ ハスモンヨトウ
ナカジロシタバ
16倍〜32倍 0.8~ 1.6 収穫前日まで 3回以内 3回以内
やまのいも ナガイモコガ
ハスモンヨトウ
32倍 3.2 3回以内 3回以内
てんさい ヨトウムシ 40倍 1.6 2回以内 2回以内
50倍 2
80倍 3.2
しょうが アワノメイガ
ハスモンヨトウ
32倍 3.2 3回以内 3回以内
 
    【取扱メーカー】

日本農薬日本曹達


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