殺虫殺菌剤
  (エトフェンプロックス・カスガマイシン・トリシクラゾール水和剤)
  ダブルカットトレボンフロアブル
 

成分:

エトフェンプロックス……………10.0%
カスガマシン一塩酸塩…………1.37%
(カスガマシンとして……………1.20%)
トリシクラゾー…………………  8.0%


 
毒性: 普通物
 
性状: 淡黄赤色水和性粘稠懸濁液体
   
消防法 :
有効期限: 1年
包装規格: 1×12本
  5 ×4缶
   
 
【特長】

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治療効果の優れるカスガマイシンと、予防効果と二次感染阻止効果を発揮するトリシクラゾールの混合剤。いもち病菌の生活環のほとんどに作用し、いもち病を的確に防除し、残効性にも優れる。

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エトフェンプロックスは、広い範囲の害虫に有効な殺虫成分で、即効性と残効性に優れる。
 
【注意事項】

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使用量に合わせ薬液を調製し、使いきること。

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使用前によく振ってから使用すること。

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蚕に対して長期間毒性があるので、絶対に桑葉にかからないようにすること。

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ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意すること。
(1) ミツバチの巣箱及びその周辺に飛散する恐れがある場合には使用しないこと。
(2) 養蜂が行われている地区や受粉等を目的としてミツバチ等を放飼している地区で使用する場合は、関係機関(都道府県の畜産部局や病害虫防除所等)への連絡を徹底し、ミツバチ等の危害防止に努めること。

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れんこんには薬害を生ずるおそれがあるので、かからないように注意して散布すること。

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野菜類の幼苗及びなし(二十世紀、幸水、新水等)には、薬害を生ずるおそれがあるので、かからないように注意して散布すること。

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本剤を無人ヘリコプターによる散布に使用する場合は次の注意事項を守ること。
(1) 各散布機種の散布基準に従って実施すること。
(2) 少量散布の場合は、微量散布装置以外の散布器具は使用しないこと。
(3) 無人ヘリコプターによる散布にあたっては散布機種に適合した散布装置を使用すること。
(4) 散布中、薬液の漏れの無いように機体の散布配管その他散布装置の十分な点検を行うこと。
(5) 散布液の飛散によって自動車やカラートタンの塗装等に影響を与えないよう、散布区内の諸物件に十留意すること。
(6) 水源池、飲料用水等に本剤が飛散流入しないように十分注意すること。
(7) 作業終了後は次の項目を守ること。
(a)使用後の空の容器は放置せず安全な場所に適切に処理すること。
(b)機体散布装置は十分洗浄し薬液タンクの洗浄液は安全な場所に処理すること。

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本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

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誤飲などのないよう注意すること。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせること。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当てを受けること。

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本剤は皮膚に対して刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意すること。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とすこと。

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散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用すること。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをすること。

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水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、養魚田では使用しないこと。

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水産動植物(甲殻類、冷水魚)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用すること。養殖池等周辺での使用は避けること。なお、比較的低濃度でも魚が平衡失調を起こす恐れがあるので、十分注意すること。
 
【適用病害虫及び使用方法】
作物名 適用病害虫名 希釈倍数 使用液量
(10a)
使用時期 本剤の
使用回数
いもち病
内穎褐変病
もみ枯細菌病
ウンカ類
ツマグロヨコバイ
カメムシ類
コブノメイガ
8倍 800 穂揃期まで 2回以内
 
エトフェンプロックスを含む
農薬の総使用回数
カスガマイシンを含む
農薬の総使用回数
トリシクラゾールを含む
農薬の総使用回数
3回以内 4回以内
(種子浸漬は1回以内、
育苗箱への処理は1回以内、
本田では2回以内)
4回以内
(育苗箱への処理は1回以内、
本田では3回以内)
【取扱メーカー】  
北興化学

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