殺菌剤
  (カスガマイシン・トリシクラゾール・ バリダマイシン水和剤)
 

ダブルカットバリダ
フロアブル

 

成分:

カスガマイシン一塩酸塩……… 1.37%
  (カスガマイシン  …………… 1.2%)
  トリシクラゾール  …………… 8.0%
  バリダマイシンA …………… 5.0%
毒性: 普通物
 
性状: 淡黄赤色水和性粘稠懸濁液体
消防法:
有効年限: 3年
包装規格: 500ml×20本
20ml×1缶
 
【特長】

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いもち病防除剤ダブルカットと紋枯病防除剤バリダシンとの混合剤。

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ダブルカットは、いもち病菌の稲への侵入や病斑形成阻止効果に加えて、二次感染阻害作用を有することで、優れた残効性を示す。

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バリダシンは、紋枯病の進展阻止効果に優れる。
 
【注意事項】

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使用前によく振ってから使用すること。

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株元、葉鞘部に対しても散布むらのないように全体に均一に散布すること。

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紋枯病に対する本剤の防除適期は病斑の上位葉鞘への進展初期の頃であるので、病斑の進展を確認してから適期に散布すること。

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杉(特に苗木)、れんこん及び大豆には薬害を生ずるおそれがあるので、付近にある場合にはかからないように注意して散布すること。

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きく(秋芳の力等)には薬害を生ずるおそれがあるので、かからないように注意して散布すること。

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野菜類の幼苗及びなし(二十世紀、幸水、新水等)には、薬害を生ずるおそれがあるので、かからないように注意して散布すること。

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本剤を無人ヘリコプターによる散布に使用する場合は次の注意事項を守ること。
(1) 各散布機種の散布基準に従って実施すること。
(2) 少量散布の場合は、微量散布装置以外の散布器具は使用しないこと。
(3) 無人ヘリコプターによる散布にあたっては散布機種に適合した散布装置を使用すること。
(4) 散布中、薬液の漏れの無いように機体の散布配管その他散布装置の十分な点検を行うこと。
(5) 散布液の飛散によって自動車やカラートタンの塗装等に影響を与えないよう、散布区域内の諸物件に十分留意すること。
(6)

水源池、飲料用水等に本剤が飛散流入しないように十分注意すること。

(7)

作業終了後は次の項目を守ること。
(a)使用後の空の容器は放置せず安全な場所に適切に処理すること。
(b)機体散布装置は十分洗浄し薬液タンクの洗浄液は安全な場所に処理すること。

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本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

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誤飲などのないよう注意すること。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせること。

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本剤は眼に対して弱い刺激性があるので眼に入らないよう注意すること。眼に入った場合には直ちに水洗すること。

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本剤は皮膚に対して刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意すること。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とすこと。

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散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用すること。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換すること。

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作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯すること。

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かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意すること。
 
【適用病害及び使用方法】
作物名 適用病害名 希釈
倍数
散布液量
ml/10a)
使用時期 本剤の
使用回数
いもち病
紋枯病
もみ枯細菌病
8倍 800 穂揃期まで 2回以内

カスガマイシンを含む
農薬の総使用回数

トリシクラゾールを含む
農薬の総使用回数
バリダマイシンを含む
農薬の総使用回数

4回以内

(種子浸漬は1回以内、
育苗箱への処理は
1回以内、
本田では2回以内)

4回以内

(育苗箱への処理は
1回以内、
本田では3回以内)

6回以内

(育苗箱灌注は
1回以内、
本田では5回以内)
 
【取扱メーカー】
北興化学

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