殺菌剤
  (シアゾファミド水和剤)
  ランマンフロアブル
 

成分:

シアゾファミド…………………9.4%
毒性: 普通物
 
性状: 淡褐色水和性粘稠懸濁液体
 
消防法: -
有効年限: 3年
包装規格: (100×10本)×6函
500×20本
 
【特長】

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べと・疫病等卵菌類病害の特効薬であり、根雪前の処理で小麦の難防除病害である褐色雪腐病に高い効果を示します。

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すぐれた残効性と耐雨性により安定した効果が期待できます。長い残効性により、作物・生育ステージによっては、10〜14日間隔の散布も可能で、農薬使用回数の低減につながります。

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遊走子のう発芽から遊走子のう形成に至る全生育ステージを阻害し、安定した防除効果を示します。

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予防効果主体の薬剤ですが、 遊走子のう形成阻害作用にすぐれ、次世代の菌密度を効率的に抑えます。未感染葉(上位葉)への病害進展を防ぎ、予防効果を超えた優れた防除効果を示します。

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新規な化合物グループ(シアノイミダゾール)の殺菌剤です。既存薬剤(フェニルアマイド系、ストロビルリン系)が効きにくくなった耐性菌にも、すぐれた効果を示し、耐性菌管理に有用な薬剤です。

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適用作物に薬害事例は少なく(ドリフトなど)、安全性の高い薬剤です。
 
【注意事項】

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使用直前に容器をよく振ること。

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使用量に合わせて薬液を調製し、使いきること。

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予防効果主体の剤なので、できるだけ発病前または発病初期に散布すること。

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無人航空機による散布に使用する場合は、次の注意事項を守ること。
1) 散布は各散布機種の散布基準に従って実施すること。
2) 散布機種に適合した散布装置を使用すること。
3) 散布中、薬液の漏れないように機体の散布配管その他散布装置の十分な点検を行うこと。
4) 散布薬液の飛散による他の分野への影響に注意して、散布地域の選定に注意をし、散布区域内の諸物件に十分留意すること。
5) 散布終了後は、次の項目を守ること。
a) 使用後の空容器は放置せず、安全な場所に廃棄すること。
b) 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使い切ること。
c) 機体の散布装置は十分洗浄すること。また、薬液タンクの洗浄廃液は河川等に流さないこと。

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散布器具の洗浄水および残りの薬液は河川等に流さず、容器等は環境に影響を与えないよう安全に処理すること。

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適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

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本剤の使用に当っては、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は病害虫防除所等関係機関の指導を受けるようにしてください。
 
【適用病害及び使用方法】
作物名 適用病害名 希釈倍数 散布液量
/10a)
使用時期 本剤の
総使用回数
小麦 褐色雪腐病 8倍 0.8 根雪前 3回以内
ばれいしょ 疫病 32倍 3.2 収穫7日前まで 4回以内
16倍 1.6
さといも 疫病 32倍 3.2 収穫前日まで 2回以内
16倍 1.6
キャベツ べと病
ピシウム腐敗病
32倍 3.2 収穫3日前まで 4回以内
16倍 1.6


作物名 シアゾファミドを含む農薬の総使用回数
小麦 3回以内
ばれいしょ 4回以内
さといも 2回以内
キャベツ 6回以内(育苗期の灌注は1回以内、本圃での株元灌注は1回以内、散布及び無人航空機散布は合計4回以内)
【取扱メーカー】
石原バイオサイエンス、ホクサン

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