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いもち病に使用する場合、葉いもちの初発10日前〜10日後の散布で、葉いもちに有効であり、また、穂いもちに対する効果も期待できるが、穂いもちの多発が予想される場合には、穂いもち対象剤を併用することが望ましい。 |
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散布にあたっては、湛水状態(水深3〜5cm)で均一に散布し、特に、藻類、表層剥離などの水面浮遊物が多い場合は、拡散が不十分になるおそれがあるため、丁寧に散布する。また、散布後少なくとも4〜5日間は湛水状態を保ち、田面を露出させず、散布後7日間は落水およびかけ流しをしない。 |
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稲の葉に褐点を生じる場合があるので、所定の使用量を水田に均一に投げ入れるとともに、次の事項に十分注意してください。
(1) |
葉いもちの初発生の遅い地域または早生種に対しては、使用時期のなるべく早い時期(出穂30日前頃まで)に使用することが望ましい。 |
(2) |
急激な温度上昇がおこる気象条件下では、葉に褐点を生じやすいので、フェーン現象などが予想される場合には使用しない。 |
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散布した水田の田面水を他作物の灌水に用いない。 |
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無人ヘリコプターで散布する際の注意事項
(1) |
散布は使用機種の使用基準に従って実施する。 |
(2) |
無人ヘリコプター用粒剤散布装置によって散布する。 |
(3) |
事前に圃場規格に合わせて粒剤散布装置のメタリング開度、インペラ回転数を調整する。 |
(4) |
周辺部への飛散防止のため、圃場の端から6m以上離して圃場内に散布する。 |
(5) |
散布薬剤の飛散によって他の動植物等へ影響を与えないよう、散布地域の選定に注意し、散布区域内の諸物件に十分注意する。 |
(6) |
水源池、飲料水などに飛散、流入しないように十分注意する。 |
(7) |
機体の散布装置は十分洗浄し、薬剤タンクの洗浄水は河川などに流さず、環境に影響を与えないよう適切に処理する。 |
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散布に使用した器具、容器の洗浄水および空袋などは河川などに流さず、容器、空袋は環境に影響を与えないよう適切に処理する。 |
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使用にあたっては使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。 |